「地域づくり実践セミナー」の案内

「地域づくり実践セミナー」の案内

Published by in trademark on 7月 27th, 2016

 

来る8月31日(水)、愛媛県美術館にて『地域づくり実践セミナー』が開催されます。私は、その中の知的財産セミナー「地域活性化のための知的財産講座」の講師を担当させて戴くことになりました。
PDFにした案内や申込用紙は、こちらからダウンロードできます。申込締切日は、8月24日(水)で、定員(120名)になり次第締め切るそうです。
今治タオルなどの地域活性化の成功事例や、愛媛にまつわる商標登録事例を中心にお話ししたいと思っています。農産物を念頭に置いて、商標法と種苗法との違いや、地理的表示についても言及する予定です。種苗法と地理的表示は改めて勉強して臨まないと(^_^;)

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「フランク三浦」の商標登録の無効審決を取り消す高裁判決

「フランク三浦」の商標登録の無効審決を取り消す高裁判決

Published by in trademark on 4月 14th, 2016

 

今日のニュースによれば、「フランク三浦」の商標登録の無効審決を取り消す判決が知財高裁においてなされたようです。
ソースはこちら

商標の類否は、外観(見た目)・称呼(呼び方)・観念(意味内容)の3つの要素の他、取引実情を考慮して、最終的に出所の混同が生ずるかどうかが決め手となって判断されます。審級が上がるにつれて取引実情が反映される傾向にあり、今回は商標の類否が争点だったようですので(詳しく判例にあたっているわけではないので間違っていたら済みません。)、十分あり得る判決だと思います。

「フランク・ミューラー」側としては、不正競争防止法2条1項2号の著名表示冒用行為は混同の要件が不要なので、「フランク・ミューラー」の著名表示冒用行為として不正競争防止法に基づく訴えを起こすことが考えられます。

今回、商標登録が有効で確定しますと、「フランク三浦」側が自己の登録商標と同一の商標(類似の商標は含まない)を指定商品・役務と同一の商品・役務(類似の商品・役務は含まない)について使用していることは、侵害訴訟における抗弁となり得ます。とは言え、「フランク・ミューラー」側も色々と手はあります。「面白い恋人」の事件では、公序良俗違反(商標法4条1項7号)で拒絶されていたようですし、著名表示冒用行為(不正競争防止法2条1項2号)にしても、時計のデザイン自体を著名な商品等表示として主張できると思います。

「フランク三浦」、個人的には笑えますが、買うか?って聞かれたらビンゴの景品としてはありかな(笑)。

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マドプロとは。Part3

マドプロとは。Part3

Published by in trademark on 3月 17th, 2016

 

何かと複雑な出願手続。国際ともなればいろいろ特有のお約束やらがあります。今日は、皆様からのお問い合わせにお応えする形で書いて参ります。

~海外で商標登録したいのでマドプロ出願お願いします!今すぐ!!~
できません。
もっときちんと言いますと、日本で出願又は登録されている商標をお持ちでない限り、できません。マドプロ出願を行うにあたっては、日本で出願又は登録されている商標を基礎として、マドプロ出願する決まりなのです。そう決められているのです。そのため、内容も同じでなければなりません。基礎出願で指定した商品や役務(サービス)をマドプロ出願時に追加するなどはできないのです。

~日本の特許庁に出願するのなら、日本語で出願できるの?~
できません。
出願願書は英語で作成します。特許庁指定の様式がありますので、そちらに記入します。指定商品・指定役務(サービス)は、受理してもらえる英語に訳さなければなりません。特許庁HPでは、「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)内に英訳が掲載されていますのでそれを参照しましょう」とあります。もし、特許庁から「指定商品の英訳がちょっと分かりにくいわ!」等といった内容の欠陥是正通報が届いた場合は、是正提案書を提出して対応しましょう。

~ポイント~
ただし、例え日本の特許庁を通過しても各国ごとの審査で指摘を受ける可能性はあります。国によって審査の厳しさは違い、米国は特に厳しいです。そのため、指定商品・指定役務(サービス)の英訳は慎重に行わなければなりません。

~締めのごあいさつ~
今日は、3回目にしてかなり込み入った内容でしたね。マドプロ出願は手続が簡単とはいえ、やはりそこには色々なお約束毎があり、一筋縄ではいかないのであります。では、また次回。今度は何を書こうかな・・。

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マドプロとは。Part2

マドプロとは。Part2

Published by in trademark on 3月 14th, 2016

 

前回は、「マドプロとは何ぞや」について学びましたが、今回は出願の流れをみていきましょう。

~日本の特許庁に出願してからの流れ~
図にしますとこんな感じです。

マドプロ

 

 

 

 

 

 

直接出願と比べると違いが分かり易いですね。マドプロ出願の場合、国際事務局から各指定国に通知されるので、直接出願と比べてマドプロ出願がなぜ費用を抑えられるのかが一目瞭然です。

~出願の流れ詳細~
国際登録出願がなされると、まず、本国官庁では方式審査が行われ、基礎登録とマドプロ出願との一致を確認されます。問題が無ければ、本国官庁から国際事務局へ願書が送付されます。出願人にはそのコピーが送付されます。

国際事務局は、マドプロ出願が所定の要件を満たしていると認めると、国際登録がなされたことを各指定国に通知します。出願人にはWIPOから登録証が届きます。

国際事務局から通知を受けた各指定国は、期間内(拒絶理由を通知する期限が、指定通報の通知日から約1年または18ヶ月に定められている)に審査を行います。そのため、1年以内に通報が来なければその国では登録されたものとみなされます(拒絶理由がなされなかった場合、保護通知なるものを通知する国もあればそうでない国もあります)。そうです、WIPOから登録証が届いても1年間はちょっとドキドキしながら過ごすことになるのです(※無審査の国もありますので、その場合は国際登録証が届いた時点で登録が確定したと考えて良いでしょう)。

~ポイント~
セントラルアタックってご存じですか?
国際登録の日から5年間は、日本での基礎出願や基礎登録に従属したものとなるため、5年以内に基礎出願が拒絶、放棄、無効等となった場合国際登録された指定商品(役務)の全部又は一部についての国際登録が取り消されてしまうというものです。レアケースであると言われていますが、基礎登録となってから国際登録出願されることをオススメいたします。

~締めのごあいさつ~
今日は、おおまかではありますが出願の流れをお勉強しました。シンプルな流れで分かり易いですよね。
サイト内の下記ページの「7外国での商標権の取得」(ここをクリック)にもマドプロの説明がありますのでよろしければどうぞ。

マドプロとは。Part1 ~マドリッドプロトコルA to Z~

マドプロとは。Part1 ~マドリッドプロトコルA to Z~

Published by in trademark on 3月 10th, 2016

 

今回からしばらく、マドプロについて勉強して行きましょう。ということで、早速「マドプロ出願」について、簡単に説明していきます(お問い合わせも多いので!)。

~そもそもマドプロって何だ?~
マドプロとはマドリッドプロトコル(マドリッド協定議定書)の略称で、単一の言語(日本国は英語を選択)による一つの出願手続で、複数国での商標権の取得が可能となり、書類の作成や手続が簡素化されることや、拒絶理由がない場合、各指定国で代理人の選任は原則として不要となること等から、コストの低廉化を図ることができるお得で便利な制度です。

~簡単に言うと・・~
要するに、日本の特許庁に、ご自身が出願したい国がどこかを指定して出願をすると、1回の出願手続で、指定した複数の国で商標の保護が受けられるというものです。ただし、指定できる国は地図に存在する全ての国というわけではなく、締約国に限られます(2016年1月時点で97カ国!)。

~ポイント~
中間処理が発生しない限り代理人を選任する必要がないので、当然のことながら代理人を選任する手間も費用も抑えられます。ただし、1カ国に対して1件だけ出願するというような場合などは、マドプロではなく直接出願した方が安くつくケースが多いかと思います。この辺り使い分けがいるんですよね。どちらがいいかはケースバイケース。複数国に出願される場合だと、通常は、迷うことなくマドプロ出願かと。

~締めのごあいさつ~
では、一気に頭に詰め込むと爆発するので、今回はここまでで!!これからマドプロ出願の簡単な手続やポイントなど、気づいたこと、大事だと思うことをちょくちょく掲載していきますので、気長にお付き合い下さい。

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